「大国主大神」とは、見えない人との縁や運命を結ぶ神様。
天の象徴である天照大神に対し、大地を象徴する神格でもあり、色々な女神との間に多くの子供をもうけている恋多き神様でもある。
この「大国主大神」を主祭神として祀るのが「出雲大社」である。
「大国主大神」を主祭神として祀る出雲大社は、国譲りの際の約束により造営されたといわれる日本最大級の大神社。
旧暦の10月「神無月」には日本中の神々が集まる場所としても有名。日本中が「神無月」と呼ぶこの月も出雲地方だけは「神有月」と呼ぶ。
人と人の縁を結ぶ神である大国主大神を主祭神に祀る出雲大社は古くから縁結びのパワースポットとして有名で、今でも若い女性に人気が高い。
※国譲り
の日本神話によれば、大国主神が天津神に国譲りを行う際、その代償として、天孫が住むのと同じくらい大きな宮殿を建ててほしいと求め、造営されたのが出雲大社の始まりである。
[ 所在地 ]島根県出雲市大社町杵築東195
[ 交通 ]
・ JR出雲市駅から一畑バスで25分
・ 一畑電車電鉄出雲市駅から出雲大社前駅まで25分
別名を「菊理媛神(くくりひめのかみ)」と言う調和の神。
神明の「くくり」には縁をくくる(結ぶ)という意味を持ち、また同時にこじれてしまった縁を元に戻してくれるという意味もある。
他には悪縁をたってくれるご利益もある。
北陸の加賀の霊峰・白山にある「白山比咩神社」全国に約三千余ある白山神社の本神宮である。
白山比咩大神(白山比咩神)、伊邪那岐尊(イザナギ)、伊弉冉尊(イザナミ)の三神を祀り、
一般には白山(しらやま)さん・白山権現などともいわれる。
境内からは白山からの伏流水が沸き出ており、ご神水として多くの人に愛されている。
また、白山は古来、漁師の海上からの目印にされていたことから大漁・海上安全の神としても信仰を集めている。
[ 所在地 ]石川県白山市三宮町ニ105-1
[ 交通 ]
・ 北陸鉄道石川線・鶴来駅から白山麓方面行きバス利用。「一の宮」下車
・ JR北陸本線金沢駅から白峰、上野行きバス利用。「一の宮」下車
ヤマタノオロチを退治した素戔男尊(スサノオノミコト)によって救われた美しい女神。
その後、素戔男尊と稲田姫命は結ばれ相思相愛の夫婦として有名。
八重垣新社は素戔男尊と結ばれた稲田姫命が二人で居を構えたとされる場所で出雲大社と並ぶ縁結びスポット。
「八雲立つ出雲の国に、幾重にも垣根を巡らせて大切なあなたを守る家を建てよう」
と素戔男尊が歌を詠んだともいわれる相思相愛の神を祀る神社である。
境内の奥にある「鏡の池」では紙に小銭を載せて浮かべ、早く沈めは縁は近く、遅く沈めは縁は遠いとされる縁占いが女性に人気である。
[ 所在地 ]島根県松江市佐草町227
[ 交通 ]
・ JR松江駅よりバスで八重垣神社バス停下車