全国には約4万の稲荷を祀っている神社があります。
そして4万社の頂点に位置する総本宮が京都の伏見区にある「伏見稲荷大社」です。
お稲荷さんとも呼ばれ近畿地方でもっとも参拝者が多い神社でもあります。
稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体を神域としているこの神社は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を主祭神とし、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神(しのおおかみ)を配祀して、五柱の神として祀るが、これら五柱の祭神は稲荷大神の広大な神徳の神名化としています。
そして、稲荷神が農業の神様なので、ここは五穀豊穰・商売繁盛・交通安全などご利益がある神社としても有名です。
伏見稲荷大社の名所といえば「千本鳥居」ですね。
狭い間隔で無数の赤い鳥居が建てられている光景は圧巻です。
日が沈みかけてからは本当に別の世界と繋がっているのではと身震いをおぼえる程のオーラを発しています。
そして「おもかる石」。
この石は奥社奉拝所の奥にある試し石のひとつで、願いを念じて持ち上げた時、重さが予想していたより軽ければ願いが叶い、重ければその願いは叶わないといわれています。
[ 所在地 ] 京都市伏見区深草藪之内町68
[ 交通 ]
・ JR西日本奈良線:稲荷駅(京都駅からの所要時間は約5分。正月を除いて快速列車は停車しない)
・ 京阪電気鉄道京阪本線:伏見稲荷駅
・ 京都市バス南5系統 稲荷大社前
・ 駐車場あり:表参道から入って参集殿の前に普通車が止められるが、人出の多い祭事の日には入れない時があるので注意が必要である。